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【映像切替器】
複数のカメラを使用するとき、カメラを選択し切り替えるときに使用する機器。
【映像信号】
ビデオカメラやビデオなどの出力信号。日本、米国などが採用している規格は白黒「EIA」、カラー「NTSC」。走査線数は525本、1秒間に30フレーム。欧州では、白黒「CCIR」、カラー「PAL」「SECAM」などを採用している。
走査線数は625本、1秒間に25フレーム。
【映像多重記録装置】
複数のカメラを一定間隔で切り替えた映像を1画面の状態で記録装置にフレーム(フィールド)単位で順次記録する装置。
【映像伝送装置】
監視カメラの映像(や音声)を遠隔地に伝送するもの。
【映像入力】
映像信号を入力する端子。一般に次の信号が使用されている。
複合映像信号:
輝度信号(Y)、色信号(C)、複合同期信号、色同期信号が含まれた信号。
白黒映像信号には色信号、色同期信号は含まれない。
Y/C信号:
カラー映像信号であり、輝度信号(Y)、色信号(C)に分離された信号。輝度信号には複合同期信号、色信号には色同期信号を含む。 丸型4ピンコネクター(S端子)のY/C信号をS映像信号という。
RGB信号:
カラー映像信号であり、赤信号(R)、緑信号(G)、青信号(B)の3原色に分離された記号。
複合同期信号は緑信号に含まれる方式と別に入力する方式がある。
【映像出力】
被写体情報をテレビジョン方式で決められた信号に変換した電気信号出力のこと。
【エクステンダ】
主レンズの後ろ側などに付加して、焦点距離を長くする光学系。
焦点距離はエクステンダの倍率分長くなる。倍率の2乗分の1にレンズの明るさが暗くなる。
【演色性】
基準光源と比較して、ある光源が物体の色彩をいかに人の視覚に伝達するかという見え方の効果、 またはその光源の属性。基準光源は光の色温度によって異なる人工光である。(太陽光ではない)この演色性評価の方法は、忠実性を基本としたものと人の好みを考慮したものの二通りに大別される。
【エンハンサー】
視覚上の鮮明さを強調する映像信号の輪郭補正機能のこと。
一般的には水平と垂直の2種類があり、垂直については1H(片効き)と2H(両効き)の2方式がある。
【F値】
レンズの明るさを表す数値。数値が小さいほど明るいレンズということになる。F=f/D(f:焦点距離、D:レンズの有効口径)
【MTF(Modulation Transfer function)】
白黒の線幅のチャートを撮影し、そのチャート像のコントラストがどれだけ減少したか、その比率を示すものがMTFです。
【NDフィルタ】
光線の可視スペクトル部分の各波長に対してほぼ均等な透過をするフィルタ。光の波長成分を変化させることなく、また、光学系の絞りを変えずに減光したいときなどに用いる。
【NTP(Network Time Protocol)】
コンピュータの時刻合わせを行うためのプロトコルです。階層構造になったサーバーを使って、正確な時刻を確認します。 NTPサーバソフトを起動させ、上位NTPサーバに接続すると、 機器に搭載された時計の遅れ具合や上位NTPサーバとのネットワーク通信の遅延、 それらのばらつき具合を継続的に計測し、 受け取った時刻情報を補正して自動的にミリ秒単位の精度で設定を行うとともに、 他の機器への時刻も提供することができる。現在のNTP プロトコルのバージョンは4。
【NTSC(National Television System Committee)信号】
日本、アメリカ、カナダ、韓国などを中心に広く採用されている世界の三大テレビジョン方式の一つ。
日本の監視カメラの主要規格はNTSC方式に統一されている。
ちなみに、あと二つの方式はPAL方式(イギリスを中心に西ヨーロッパ諸国)と SECAM方式(フランス、ロシア、東ヨーロッパ諸国)がある。
【世界の三大テレビジョン方式の規格】 |
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| NTSC | PAL | SECAM |
走査線数 | 525本 | 625本 | 625本 |
撮像数 | 30枚/秒 | 25枚/秒 | 25枚/秒 |
フィールド周波数 | 60Hz | 50Hz | 50Hz |
飛び越し走査 | 2:1 | 2:1 | 2:1 |
縦横比 | 3:4 | 3:4 | 3:4 |
映像周波数帯域 | 4.2MHz | 5.5MHz | 5.5MHz |
音声周波数帯域 | 6MHz | 7MHz | 8MHz |
映像信号の内、輝度信号(Y)、色信号(C)を分離した映像信号を出力する端子(DIN4ピン)
家庭用ビデオテープレコーダでは輝度信号Yと色信号Cを分離(Y/C分離)し、 色信号を低域変換したうえで記録する方式が採用されている。 このため記録・再生の過程で両者の分離・合成を繰り返すことで信号の劣化が進むことから、 S端子で接続するほうがより良好な画質で視聴可能となる。
HDMI(エイチ-ディー-エム-アイ)とはHigh-Definition Multimedia Interface(高解像度マルチメディアインターフェース)の略で、マルチメディアインターフェースの1つ。
HDMIはデジタル家電向けのインタフェースでPCとディスプレイの接続標準規格であるDVIを基に音声伝送機能や著作権保護機能(デジタルコンテンツ等の不正コピー防止)、色差伝送機能を加えるなどAV家電向けに改良した物で2002年12月にHDMI 1.0の仕様が策定された。HDMIは非圧縮デジタル形式の音声と映像を伝達し音質、画質とも理論的には劣化することはない。これがRCA端子やD端子と異ります。
HD-SDI(えいちでぃーえすでぃーあい)とは放送用ハイビジョンデジタルVTRで多く採用されている信号規格。SD(Standard Definition)-SDI(270Mbpsと360Mbps)に比べ、高いビットストリーム(1.4835Gbpsと1.485Gbps)となり、非圧縮のハイビジョン映像を1チャンネルとPCM音声信号を16チャンネル持ち、タイム・コードなどのデータを多重して伝送できる。日本国内では1995年にBTAS-004として、米国ではSMPTE292Mとして規格化されている。